本校では、学校評価の一環として研究授業を年に複数回実施しております。今回は、介護福祉科の秀先生が担当、「人間の尊厳と自立」に係る内容で授業し、複数の教員が参観しました。対人援助において重要となる尊厳や権利擁護に対する意識や姿勢は、介護福祉士の専門性や資質の上でも大切です。この授業では、学生が自分の価値観を言語化し、相互に受容、傾聴する経験等を通して、その基本を学びました。現場経験が豊富で、普段から「介護の仕事が好きです」と言われる先生が、文字通り学生ひとり一人やグループ活動を受容しながらも、ポイントをしっかり押さえているところが印象的でした。また、参観した教員も、授業の方法や展開等、自分の授業との関連づけや事後研修を通して、授業の改善や教員としての資質向上につなげます。
　本校は、文部科学省より「職業実践専門課程」の認定を受けておりますが、今後も、研究授業や教職員研修等、評価活動に関する取組を充実させ、職業教育の質の確保に努めていきます。