介護福祉科1年生全員で、社会福祉法人スマイリングパークが運営する多数の事業者の中から、都城市にあります「特別養護老人ホームほほえみの園」と「働くデサービスセンター」を見学させていただきました。実は法人の山田一久理事長は本校の卒業生でもあり、法人の施設には本校の多くの先輩たちが目を見張る活躍をされております。

　介護福祉科1年生は、入学して6か月が経ち、専門的な知識や技術を学ぶ一方、テキスト等で学ぶことができない内容で、最前線の様々なテクノロジーを駆使し、利用者・職員の幸せをスローガンに掲げ、利用者・職員の高い満足度を上げている社会福祉法人スマイリング・パークの取り組みを学ぶため、現場を伺うことにしました。　　　　　　　　　

　見学の受け入れにあたっては、連日多くの見学依頼がある中、未来を担う介護人材としての学生の見学に快諾を頂き、当日は法人の職員、施設長、それぞれの部署の担当のみな様より、丁寧な手厚い説明ご案内を頂きました。介護現場は何処も人材不足で苦慮されているとお聞きしており、日常業務でお忙しい中申し訳ないと思っていた矢先に、法人職員より、テクノロジーの活用が利用者・職員の負担を軽減し、その分利用者と職員の皆様が笑顔でゆとりある生活を過ごされ、そこには常に笑顔が絶えない日々があり、ここは暮らしを支える、地域とつながりを持つ場であるとの説明を頂きました。

　その後、施設内をゆっくりと案内していただき、それぞれの担当の職員の方々が笑顔で丁寧な説明をしてくださいました。利用者のみな様も笑顔で生き生きとされており、その様子は施設ではなく地域の中でふつうに生活をされているような感じでした。恐らくこの様子を見られた方々は、福祉時代の到来を感じ、自分自身も仲間に加わりたいと強く思うと感銘を受けました。学生も福祉職へのモチベーションと自分の目指した道の確信につながったものと思います。

　今後もスマイリング・パーク様との教育連携を持たせていただくことにより、未来ある、希望輝く福祉人材の養成と発信に努めて参りたいと思います。

　社会福祉法人スマイリング・パークの皆様方、誠にありがとうございました。

　2023/10/4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　介護福祉科教員　千代森 倍世